事務局です。
11月20日(水)に、花巻市立石鳥谷中学校を会場に、第46回岩手県中学校英語教育研究大会花巻大会を開催いたしました。大会主題を「小学校外国語活動・外国語科の成果を活かした中学校の指導」とし、公開授業2本、研究発表、講演会という内容で行った本大会へは、本格的な初雪が吹きすさぶ中ではありましたが、約100名の先生方、教育関係者の皆様方にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様、大変ありがとうございました。
大会の後半には、筑波大学人文社会系教授の卯城祐司先生をお招きし「『思考力・判断力・表現力』を養う新しいリーディング指導と評価」と題してご講演をいただきました。語彙の「広さ」だけでなく「深さ」や「流暢さ」の尺度ももちながら、子どもたちに思考・判断・表現をさせていけるような授業、小学校外国語活動・外国語科の学びが生かされる中学校英語の授業を県内の先生方と一緒にこれからも考えていけたらと思っています。
つきましては、今後の大会やワークショップ運営についても検討・改善を重ねていきたいと思いますので、花巻大会アンケート回答へのご協力をお願いいたします。回答は3~5分程度で終わりますので、何卒よろしくお願いいたします。
★アンケート回答→https://forms.gle/VZkEApCYsz7TVE69A
県英研事務局としては、県内全ての英語科の先生方に開かれた学びの場を設定し、多くの先生方とやり取りをしながら、目の前の生徒にとってより良い授業とは何か?を共に学び合いたいと思っております。ワークショップや学習会のテーマ等について、ご要望がありましたらぜひ県事務局までお知らせください。また、その他にお役に立てることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
私自身は、恩師からかつて教わった「教育は教師次第」という言葉を、日々の職務の中で『忘れない』ことを心に留め置いています。今回、会場校だった花巻市立石鳥谷中学校では、廊下でどの生徒とすれ違っても先手必勝の挨拶をされました。爽やかな文化が学校に根付いているのを感じました。ひとえに石中の先生方と生徒の皆さんの日常の積み重ねがあればこそです。
英語の授業も同じだと思います。講演講師の卯城先生がおっしゃっていたように、体験的なコミュニケーション活動を仕組み、子どもたちに成就感を与えること、臆せずに自分の英語を使い、相手の英語に寛容であること…温かな心を育むことができるような授業をつくりたいものだ、と思います。
引き続き、県英研をよろしくお願いいたします。(事務局:岩大附属中)