2/29ディベートイベントご案内【高英研】

事務局です。

岩手県高英研事務局ディベート担当から、2月29日(土)岩手県立福岡高校で行われるディベートイベントの案内をいただきました。

ご存知の通り、新学習指導要領では「話すこと」の技能が[やり取り]と[発表]の二つの領域に分かれ、ますます言語活動の実質化が求められるようになります。県高英研では、これまでも県大会(Kenji Cup)やディベートイベントなどを開催し、全国でも実績をおさめています。今回のイベントでは、盛岡第一高校の水澤雄次先生を講師としてお招きし、実際に英語表現の授業で行っているディベート活動についてもご紹介いただきます。小中学校の先生方も、高校時の姿を共有する良い機会となりますし、「話すこと[やり取り]」の具体的な実践についても、学びを得る機会になることと思います。

興味がある方は、下記要項等をご確認いただき、担当に直接お申込みの上、奮ってご参加ください。

3月FR添書 R1第3回FR申込フォーム R1第3回FR要項

祝・県小外研設立

事務局です。

先日1月25日(土)岩手県小学校教育研究会外国語部会(以下:県小外研)が設立されました。設立記念の講演会・研修会には、小学校はもちろん、中学校、高等学校、特別支援学校、義務教育学校、小学校外国語支援団体、教育委員会などから延べ116名の参加者が集まり、新たな研究団体の「はじめの一歩」を【チーム岩手】で踏み出すことができました。県中英研としても、大変嬉しく思います。

講演会では、県教委学校教育課の佐々木淳一主任指導主事から「新学習指導要領に向けた授業づくりのポイントと評価」について伺うことができました。(後日会員ページ参照)また、研修会では「授業づくりのポイント」と題し、小学校事務局の4名の先生方(仙北小:福井先生、岩大附属小:菅原先生、緑が丘小:横沢先生、仁王小:似内先生)から、マイクロティーチング形式で授業のエッセンスを教えていただきました。小外研を牽引される先生方のパワフルさと温かさ、何より自ら楽しそうに授業をされる姿から、来年度の小学校新学習指導要領完全実施がますます楽しみになりましたし、その子どもたちを預かる中学校側としても、趣旨を理解した上での授業改善に拍車をかけていく必要を改めて感じました。

設立総会の中で、小外研の佐藤卓会長(盛岡市立仙北小校長)から「霧の中を行けば覚えざるに衣湿る」というお話がありました。(禅の言葉で「よき人に近づけば、覚えざるによき人となるなり…」と続きます。)小外研や中英研が先生方にとって学び合い、良い影響を与え合える場になればと思います。

 

目の前の子どもたちが未だ来ない【未来】を漠然と憂うのか、それとも、将(まさ)に来たる【将来】を自身の目で見据え鮮やかに彩っていくのか…全ては「教師次第」だと感じます。『子は親の鏡』(著:ドロシー・ロー・ノルト)という世界的に有名な詩がありますが、親や大人を「教師」、家庭を「教室」や「学校」と置き換えて読むこともできますし、この詩が掲載されている『子どもが育つ魔法の言葉』(PHP文庫)の巻末には、著者ドロシーのこのような言葉があります。

「子どもは皆、すばらしい存在です。隣の子どもも、隣町の子どもも、遠くの国の子どもも。そのすばらしさをどのように伸ばすかは、わたしたち大人次第なのです。子どもたちは皆、わたしたちの未来を背負った、わたしたちすべての子どもなのです。戦争や飢餓や差別を少しでも減らすことのできる未来ー地球上のすべての人々が人間という家族になれる未来。そんな未来を子どもたちに授けることができるように、わたしたちは、できるだけのことをしたいと思います。わたしたち大人が子どもを導けば、子どもは、この世の中はいいところだ、自分も頑張って生きてゆこうと思えるようになるのです。」

このような【未来】が子どもたち一人ひとりの【将来】になるよう、私たち教師自身が「外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方」を働かせると共に、same pageを描き、「チーム岩手」の学びの輪を広げていけたらと思います。引き続き、岩手県小外研・岩手県中英研をよろしくお願いいたします。

same page(同じ絵)を描く

事務局です。

会員ページに資料を追加しました。昨日行われた英語教育研究会Big River主催のSAMURAI DO-JO25の発表資料と、昨年末に事務局が参加してきた英検セミナーin東京の講演記録メモです。興味のある方は、会員ページにパスワードを入力の上、ご覧ください。

昨日のDO-JOでは、小中高の先生方それぞれから素晴らしい発表をいただきました。また、その先生方をパネリストにお迎えして行われた、DO-JO初の試みであるパネルディスカッションも大いに盛り上がりました。

テーマは「授業で重視していること」「現在の英語指導上の問題点」「英語教育改革」「小中高接続のためのポイント」そして「英語教育の『目的』」など、お世辞にも「軽い」テーマではありませんでしたが、そういった昨今の小難しい話題から目をそらさずに、真っ向からぶつかり、悩み、考え、trial & errorを繰り返す…そういった学び続ける姿勢教師哲学を大事にしたいなと思います。

若い先生もベテランの先生も、小学校の先生も、中学校の先生も、高校の先生も、教育委員会の先生も、未来の先生も、校種を超えて、立場を超えて、アクティブに脳を働かせ、身体を動かし、沢山の学びを得られた一日となりました。

特にも、将来教員を志す大学生(岩手大学、盛岡大学)の方々が沢山いらっしゃったのが印象的でした。実際に教育実習で指導した学生たちもいましたが、彼ら彼女らは本当に勉強熱心で、教壇実習(授業)も真摯に頑張ってくれました。来年度から実際に教壇に立つ子たちも来ていました。私のほうが逆に勉強になることも沢山あります。そんな意欲ある学生たちが現場に出て、さらなる高みを目指せるよう、豊かな学びの場を創っていきたいですし、研究会の中でも盛んに言われた、温かな「人とのつながり」を感じられる機会にしていきたいものです。

記事タイトル“same page”は、某中学校の発表者の先生から教えていただいた言葉。(詳しくはon the same pageで検索いただくか、NHKスペシャル「死闘の果てに 日本VSスコットランド」をご覧ください。)「チーム岩手」という言葉が盛んに使われるようになってしばらく経ちますが、本当の意味でone teamになるために、same page(同じ絵)を描きたい…事務局は切に願っています。

年末の英検セミナーの中でも、元視学官の太田光春先生が「ちゃんとした屋根に掛けたハシゴを登らせるのが学校の責任」とおっしゃっていたのが印象に残っています。ちゃんとした屋根がどこにあるのか、何なのか?…その共通認識をもつことが「same pageを描く」ということだと思います。そのような場を提供できるよう、そして沢山の先生方に参加していただけるよう、事務局も試行錯誤していきたいと思いますので、引き続き中英研をよろしくお願いいたします。

2/13,14直山木綿子視学官、来県!

事務局です。

あけましておめでとうございます!

2020年は小学校新学習指導要領完全実施の年。英語科にとっても、小学校5・6年生から外国語科の授業、3・4年生から外国語活動の授業が始まる大事な年になります。中英研としても、校種の垣根を越えてたくさんの学び合いができる年にしたいと思っております。本年もよろしくお願いいたします。

 

さて、来たる2月13日(木)、14日(金)花巻温泉、岩手県立総合教育センターにおいて、令和元年度(第63回)岩手県教育研究発表会が開催されます。

今年度の研究発表会には、なんと…!

文部科学省初等中等教育局視学官直山木綿子先生2日間ともいらっしゃいます。

13日(木)午後には特設分科会2「小学校外国語教育」において、小学校の先生方向けに「これからの外国語教育の在り方〜新学習指導要領を見据えて〜」と題したご講演を、また14日(金)午前中・高等学校外国語分科会では、中学校・高校の先生方向けに「中・高等学校におけるこれからの外国語教育の在り方〜新学習指導要領を見据えて〜」と題したご講演をいただきます。

直山先生は今までにも何度もご来県されており、その度にパワフルで分かりやすく、私たち教員が元気になるお話をしてくださっています。今回も沢山の学びを得られる2日間になること間違いなしですので、校種に関わらず奮ってご参加ください!「チーム岩手」一丸となって、目の前の子供たちを育てていける新年にしていけたらと思います。詳しくは、岩手県立総合教育センターのサイトをご覧ください。